グリフ
グリフとは、文字を描いた形、つまりフォントがページ上に配置する具体的な記号です。文字は意味を表し、グリフはその文字を描いた図形です。
この区別は学術的に聞こえますが、PDFに関するさまざまな問題の根本原因になります。PDFページには文字「A」が保存されているのではなく、埋め込みフォントからグリフ番号36を描画する命令が保存されています。そのグリフを表す文字に対応付けるのは、ファイル内にある別のマッピングだけです。マッピングが欠落していたり誤っていたりすると、ページの見た目は完全なままでも、その下にあるテキストはソフトウェアから読み取れません。コピーすると意味不明な文字列になり、も読み上げる内容がありません。
1つの文字が複数のグリフ(通常の「a」と、スワッシュ体の「a」など)を持つこともあれば、1つのグリフが複数の文字(「fi」の合字など)を表すこともあります。そのため、見た目から推測するのではなく、マッピングを記録しておく必要があります。
詳細情報
- グリフと文字(Unicode Standard) - 文字とグリフの違いについて説明するUnicode Consortiumの資料