PDFのリスト
Silktideは、PDF内のリストがリストとして作成されているかをチェックします。各項目では、箇条書き記号または番号を、その横にあるテキストから分離して保持する必要があります。そうすることで、ソフトウェアが項目数や各項目の開始位置と終了位置を認識できます。
PDF形式では、リスト項目は2つの部分で構成されることが想定されています。箇条書き記号、番号、文字であるラベルと、テキストである本文です。このチェックでは、ページ上でどのように見えるかにかかわらず、その構造が欠けている項目を報告します。
重要な理由
正しくタグ付けされたリストは、読者が言葉を聞く前に情報を伝えます。つまり、これから何項目あるかが分かります。「7項目のリスト」と示されれば、読む項目数の見通しが立ち、すべてを聞くかどうかを決めたり、最後まで移動したりできます。は、読み進める際に各項目の番号も読み上げるため、途中で場所を見失っても、再び見つけることができます。
リストが通常の段落としてタグ付けされていると、これらはすべて失われます。7つの手順が、相互の関係も、項目数も、項目間を移動する方法もない7つの文になってしまいます。一連の指示では、これは非常に重要です。読者は、6つのうち4番目の手順まで完了したのか、12個のうち4番目まで完了したのかを判断できなくなるからです。
ラベルを分離しておくことが重要な理由はもう1つあります。これにより、読者がマーカーを適切に読み上げさせたり、読み上げないようにしたりできます。箇条書き記号がテキストに統合されていると、文字としてそのまま読み上げられます。そのため、各項目が「箇条書き」という語や、読み上げようとする意味不明な記号で始まってしまいます。
修正方法
- 手動でマーカーを入力するのではなく、作成ツールのリストボタンを使用してください。Word、InDesign、LibreOfficeはいずれも、リスト機能を使用すればリストを正しくタグ付けします。一方、ハイフンで始まる段落の連続として作成されたリストは、正しくタグ付けできません。
- 箇条書き記号や番号を自分で入力しないでください。 「1.」で始まる段落は見た目が同じでも、構造をまったく持ちません。また、項目を変更するたびに手動で番号を振り直す必要があるため、これを修正するだけで大きな効果があります。
- 番号付けはツールに任せてください。そうすれば、番号が正しく保たれ、タグのラベル部分にも正しく保持されます。
- 元のファイルがない場合は、PDFエディターでタグを修正してください。各項目にラベルと本文を設定します。
- または、Silktideの修復を実行してください。ドキュメントのタグを付け直しながら、リスト構造を再構築します。PDFの修復の仕組みを参照してください。
Silktideによるチェック方法
- WebサイトからリンクされているPDFドキュメントを見つけ、何ページからリンクされているかにかかわらず、各固有ファイルを1回だけ分析します。
- 構造ツリー内の各リスト項目を調べ、形式で想定されているラベルと本文の構造があるか確認します。
- 項目に構造がない場合、そのドキュメントを報告します。
- 影響を受ける項目数にかかわらず、各ドキュメントを1回だけ報告します。
リストのように見えるものの、リストとしてまったくタグ付けされていないテキストは、別の指摘事項です。これはここではなく、ドキュメントのアクセシビリティレビューを通じて報告されます。
トラブルシューティング
ドキュメントを読むと箇条書きが正しく表示されます
それは正常です。コンテンツのタグ付け方法にかかわらず、箇条書き記号はページ上に描画されます。そのため、見た目が完全なリストでも、構造が存在しないことがあります。このチェックで確認するのは、その下にあるタグです。
1項目だけのリストです
1項目のリストもリストです。リストとしてタグ付けするのが正しく、読者にも問題なく読み上げられます。
リストにサブ項目があります
ネストされたリストは想定されており、サポートされています。各レベルはそれ自体が1つのリストとなり、所属する項目の中に配置されます。また、各レベルの各項目には、それぞれ独自のラベルと本文が必要です。